







世界の色んな場所を旅して感じる「ユーコンの良さ」は、いわゆる「景勝地」へのアクセスの悪さ。土地が広大であることと、ハイウェイの通っている場所が限られていることがあり、歩く、漕ぐ、飛ぶなどの方法でないと「行けない、見れない」場所が山ほどある。例えば、カナダの最高峰、マウント・ローガンだって、天気さえ良ければハイウェイから見える、、、ものではないし、氷河へも車で簡単にアプローチして、ちょっと歩いてみる、、、などというセッティングはここにはない。そして、そういう場所に限って、息を呑むような風景に出会えることがある。そこには、雄大な野生地を楽しめるという以外に、努力してこそ見て感じることができる場所であるということ、そして人や車が入っていないからこそ保たれている美しさというものがあると思う。
先週末、私と友人3人の4人のパーティーで、ユーコンのクルアニ国立公園へ2泊3日のバックカントリー・ハイキングに出かけた。公園内でのハイキングというと、「トレイルに沿って歩く」が基本だけれど、私たちは地図を持ち、公園からバックカントリー・キャンピングのパーミットを取り、「道なき荒野」を歩くウィークエンド・アドベンチャーに出た。テント、2泊分の食糧、装備を入れたバックパックは約20キロ。トレイル・ヘッドから見上げる峠にはまだ雪が残っている。
友人たちと地図を見ながら、スタート地点からゴールまでのルートを検討する。「ここに尾根があるだろう。ここを歩いて、谷間に下りて、、、」。「2つ目の湖にテントを張りたかったけど、熊が多すぎるからと公園に禁止された。じゃあ、この手前の湖ではどうだろう?明日歩く距離が増えるけど、大丈夫だよね?」人に頼らず、自分たちの判断で行程を作っていくことの面白さ。
今回歩いたルートは、最初の約13キロほどがクリーク沿いであるため、時々、ボトルに水を汲み、顔を洗いながら歩く。足元には、今を盛りと咲くワイルド・フラワー。天気にも恵まれ、最高のハイキングを楽しむ。
2泊3日。ハイキング・ルートを離れて歩いた私たちは、車を止めていたゴール地点の約2キロ手前まで、他のハイカーに出会うことは一切無かった。こんな場所は、正直、世界でも限られているのではないかと思う。
また一つ、ユーコンで秘密の素敵な場所を発見できた。
写真解説:
1)Into the Wild
2)Loving Life
2)今回のクルー(マイク、スティーブ、デービッドと紅一点で嬉しそうな私)
3)4)絶景の中でのキャンプ地とアウトドア・キッチン
5)影
6)熊の掘った穴。はい、やはりいらっしゃいます。
7)もうすぐゴール、、、という地点で小川を見つける。冷たいユーコン流「ASHIYU」














